IT関係の情報発信です。何かに役立てばと思います。今回は、「アジャイル型組織」についてです。
そもそも、「アジャイル」って何？という方も多いのではないでしょうか。まだまだ日本での導入は、課題が多いため少なく知られていません。そんな「アジャイル」を知ってもらえればと思います。
結論：今後、アジャイル型組織は必要になっていくと思います。
コロナによるリモートワークの急激な普及や世界市場の変化など急速に組織を取り巻く環境変化に柔軟に対応するためには、アジャイル型組織のような顧客ニーズを頻繁に取り込み方向修正していくことが有効だからです。
では、どんな組織なのかを知っていきましょう。
アジャイル型組織とは？
そもそも、「アジャイル」とは、素早いという意味です。素早い型の組織ということです。最近、流行っている「鬼滅の刃」みたいな表現ですね！「◯◯の型！」
素早い型は、ソフトウェアの開発手法の一つとして、「アジャイル開発」があります。アジャイル＝アジャイル開発をイメージされる人が多いと思います。アジャイルは、あくまで概念であり。アジャイルな開発を「アジャイル開発」と表現されます。アジャイルの概念は、アジャイル開発が根源とも言えます。勘違いされて当然です。しかし、分けて考えると理解がしやすいので説明しました。そのため、アジャイルの思考を取り入れた組織を「アジャイル型組織」というイメージです。
アジャイルは、その名前の由来通りに素早さが特徴です。素早く周囲の変化に対応するために、計画を柔軟に変更できることが特徴です。また、毎日のコミュニケーションと行動結果を頻繁に振り返ることで変化に対応できるように成長していきます。特に組織体制がフラットで上下関係がなく権限が分散されます。その結果、迅速な意思決定がされ承認待ちなどの待ち時間がなくなります。
アジャイル型組織のデメリット
結論から言うとアジャイル型組織のデメリットはあります。
アジャイル型組織の成果がでるまで時間が掛かる
会社やチーム内の意識や環境整備に時間が掛かる。
意識を変えることが特に難しく。会社やチーム全体で意識が同じ意識で活動しないと実現しない。今までないやり方に変えよう！ということに理解を示す人が少なく不安に思うことが多いのではないでしょうか。そういう状況を打開しない限りは、周囲の理解が求められるずに環境整備も進めることができないことも事実です。
人材の確保や育成に時間掛かる。
人材の確保や育成に時間が掛かります。アジャイルの概念を理解した人材の確保をしよう！と考えても経験している人材が少なく。経験者も人手が少ないIT従事者です。また、育成できる人も少ないことも事実です。会社やチーム内では、はじめから学習しながら周囲を育成していく。というの現実的です。
人材へ求める内容が大きく変わる。
失敗を回避しようとする傾向があるが、失敗しても挑戦する必要がある。
日本では、失敗のリスクを回避する傾向があります。アジャイルは、不確実なことにも挑戦することで環境変化に順応していきます。今から周囲に違う意識を持って働こう！というのも難しいのも事実です。
常にスキルを柔軟に身につけていく必要がある。
常に環境変化に順応していく。ということは、常に求められるスキルが違うということです。継続的にスキルを身につけていくことができる人材の育成が必要ということです。人材の確保は、どの分野でも大変ですが継続的に努力し続けてください！というと挑戦したいという人の方が珍しいことも現実です。私は、常に市場価値を上げ続けることができる点が魅力的だと感じています。
アジャイル型組織の必要性
近年では、コロナや市場の急速な変化など予測不能な世の中です。そんな世の中にアジャイル型組織で柔軟に対応していく必要がある。
また、AIやIoTによる急速な働き方の変革により多くの職種で、不確実な変化に強い組織やチームをである必要があります。そうなると組織も柔軟に変化していく必要があります。
そのためには、動きの遅い組織ではなく。意思決定も行動も素早い組織である必要がある。そのためにも少数メンバーで人一人の強みを活かし自律的に成長していくアジャイル型の組織である必要がある。
まとめ
今後、新しい社会「Society5.0」の到来と共に大きく変化していく必要がります。その時には、アジャイル型の組織は必要になってきます。しかし、日本の仕組みや文化で導入することが難しいことも事実です。難しい課題を継続していける組織やチームが今後も成果を上げていくのではないでしょうか。
組織やチームではなく、ひとり、ひとりが成長し個性を活かせることが重要だと感じています。誰かがやるだろうではなく、自分で動く。そんな気持ちが大切ですね。
私がアジャイルを導入するときに勉強した本です。わかりやすく解説されておりおすすめです。
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