YouTubeに投稿したい!どうやってYouTubeの映像に合わせるの?、シーケンスって何!?とお悩みではないでしょうか?
今回の記事では、そんなお悩みを解消するPremiereProで、YouTube向けのシーケンスを作成する方法について紹介します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- YouTube向けの動画を作成したい!
- シーケンスがわからない!
- シーケンスの設定を知りたい!
YouTube向けのシーケンスを作成する方法を身につけることができます。
それでは、始めましょう!
操作だけではなく、シーケンス設定画面の設定項目の内容がわからない方は、以下の記事を参考にしてみてください!
YouTube向けシーケンスとは
YouTube向けに映像サイズなどを設定した箱で、動画編集に必要なもの
シーケンスとは、画像のサイズ、映像の滑らかさや音質などの基礎となる値を保持している箱のようなものです。
シーケンス内にあるタイムラインに映像、音声素材を並べて動画編集をしていきます。
その編集したシーケンスを書き出すことで、動画を作成することができます。
そのため、動画編集にどうしても必要になるものです。
ただし、シーケンスの設定には、知識も必要になってくるものです。。。
しかし、YouTube投稿と目的が決まっていれば同じ設定をしておけば問題ない事も事実です。
図解でわかりやすい操作手順
・YouTube向けシーケンスの作成
・設定の保存(プリセット)
・動画のフレームレート調べ方
・フレームサイズ一覧
YouTube向けシーケンスの作成
シーケンスの設定画面を開く必要があります。状況にとって最初の手順を変えて下さい。
シーケンスがないよ!という方:新規シーケンス作成
シーケンスがあるよ!という方:既存のシーケンス設定
シーケンス設定画面を開く
新規シーケンス作成
1.「ファイル」→「新規」→「シーケンス…」をクリックします。すると、新規シーケンス作成画面が開きます。
2.新規シーケンス作成画面が表示されますので、「設定」タブをクリックします。
既存シーケンス設定
1.既存シーケンスがある場合は、「シーケンス」→「シーケンス設定…」をクリックします。すると、シーケンス設定画面が開きます。
YouTube向けシーケンスの設定
YouTube向けシーケンス設定をしていきます。特にこだわりのない方は、画像通りに設定して頂いても問題ありません。一般的なフルHD設定になっています。
1.タイムベースを利用する動画と同様のフレームレートを選択します。フレームレートがわからないという方は、記事の下にある「動画のフレームレート調べ方」をご確認下さい。
※編集モードについては、自動的に「カスタム」に変更されます。
項目 | 説明 |
編集モード | プリセットが表示されるが、設定値を変更すると「カスタム」に自動的に変更されます。 |
タイムベース | タイムラインの時刻位置を計算するための時刻の刻み方を選択することができます。 |
2.次にビデオ設定をしていきます。
フレームサイズ:(横)1920(縦)1080 フルHD
※記事の下にある「フレームサイズ一覧」をご確認下さい。
ピクセル縦横比:正方形ピクセル(1.0)
フィールド:なし
表示形式:タイムベースと同じに設定します。
作業カラースペース:利用したいカラースペースを選択してください。
項目 | 説明 |
フレームサイズ | 映像サイズを指定することができます。 |
ピクセル縦横比 | ピクセルの縦横比を設定することができます。パソコンやWEB動画では基本的に「正方形ピクセル(1.0)」になります。 |
フィールド | フレームのフィールドオーダーの設定することができます。 |
表示形式 | タイムコードの表示形式を設定することができます。 タイムコード:動画編集中に出てくる時間軸のこと |
作業カラースペース | 作業カラースペースを選択することができます。 |
3.オーディオ設定をしていきます。
サンプルレート:48000 Hz
表示形式:オーディオサンプル
項目 | 説明 |
サンプルレート | サンプルレートを設定することができます。 サンプルレート:音質を数値にしたもので、どこまでの高音を録っているのかを表します。 |
表示形式 | オーディオの時間表示の単位を設定することができます。 |
4.ビデオプレビュー設定をしていきます。
サ プレビューファイル形式:初期値で問題ないです。
コーデック:初期値で問題ないです。
幅/高さ:フレームサイズと同じに設定
最大ビット数:チェックなし
最高レンダリング品質:チェックなし
リニアカラーで合成:チェックあり
項目 | 説明 |
プレビューファイル形式 | シーケンスのビデオプレビューファイルの形式を選択することができます。 |
コーデック | シーケンスのプレビューファイルを作成するときのコーデックを選択することができます。 コーデック:動画の圧縮、変更、復元(エンコード、デコード)を行うプログラムのこと |
幅/高さ/リセット | ビデオプレビューのフレーム数を幅と高さを指定することができます。リセットは、設定を消去してフルサイズにします。 |
最大ビット数 | 色深度を最大化する機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 |
最高レンダリング品質 | 画質の品質をよくする機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 |
リニアカラーで合成 | リニアカラーで合成する機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 |
設定の保存(プリセット)
ここからは、設定したシーケンスを再利用するための保存方法になります。
1.シーケンスの設定内容を問題がないことを確認して、「プリセットの保存」ボタンをクリックします。
2.「名前」と「説明」欄に記入して、「OK」ボタンをクリックします。
3.上記で保存が完了します。すると、「シーケンスプリセット」の「カスタム」に保存されます。
動画のフレームレート調べ方
動画のフレームレートはどうやって調べればいいの?という方がいらっしゃるかもしれませんので、簡単な調べ方を説明します。
最初にプレミアムプロを開いて、対象の動画を読み込みます。すると、プレミアプロ内の「プロジェクト」のクリップ情報に表示されます。
フレームサイズ一覧
フレームサイズを参考用に一覧表にしておきます。
注意点:大きなサイズになる程、容量が大きくなり動画編集や書き出し処理にも時間が掛かります。
項目名 | 横(px) | 縦(px) |
SD | 720 | 540 |
Half HD | 1280 | 720 |
Full HD | 1920 | 1080 |
2K | 2560 | 1440 |
4K | 3840 | 2160 |
※SD:標準解像度、HD:高解像度
まとめ
お疲れ様でした!
PremiereProで、YouTube向けのシーケンス設定をする操作方法について解説してきました。
・シーケンス設定には動画の知識が必要になる
・目的が一緒であれば真似れば良い
・フレームレート、フレームサイズは理解が必要
シーケンス設定には、動画の知識と投稿先の環境を理解した上でする必要があります。しかしYouTubeに投稿するとなれば設定を同様にしても問題ないでしょう。
また、高画質でもYouTubeについては投稿可能になっています。意識しなくてもある程度は、投稿できなくなることはないでしょう。しかし、基本的な内容になりますので「フレームレート」、「フレームサイズ」など理解していくようにしましょう。
今後も説明記事を追加していきます。基礎知識の勉強にお役立てできればと思います。
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