インターネットが遅い。インターネットが思ったより動画遅い。どうすれば速く快適にすることができるのか知りたい。インターネットを速くしたい!という方へ
そんな疑問にお答えしていきます。
ネットがどうして遅くなるのか?
なぜ、ネットワークが遅く感じるかご存知ですか!?
実は、古いからネットワークが遅くなっているのではないです。利用しているサービスが常に進化し、データ量が増え続けているから遅くなるのです。
また、サービスが良くなれば利用する人も増えていきますよね。そうなんです!利用者が増えて、ひとつひとつの利用しているデータも増加しています。
そうなれば、当然ですが遅くなります。
例えば、動画やゲームの世界が一番わかりやすいかもしれません。
動画やゲームの映像がすごく綺麗になりました。よく、4K /8K対応!なんて家電量販店で掲載がありますよね。映像が綺麗であればあるほどデータ量が多くなるんです。また、綺麗な映像であれば、動画の利用者やゲームの購入者も増えますよね。
では、どのようにネットワークを速くしていくのかを考えていきましょう。
まずは、有線、無線と利用シーンに分けて、速くしていく方法を考えていくことが大事です。最近では、無線を利用したサービス利用者が多いのではないでしょうか?
ではでは、通信速度がどのくらい必要なのかを考えていきましょう。
通信速度どのくらい必要?
どのくらい必要なの?と聞かれて分からない人が多いのではないでしょうか?
正直に言うと私も余裕を持って契約するしかない。としか言えません。
なぜかと言うと。技術の成長がすごく速くなっているため、現状ではこのぐらい必要と考えているデータ量もすぐに足りなくなる可能性があります。
現時点では、4Kを快適にみるのに40Mbps、8Kになると100Mbpsと倍以上必要になります。一つ世代が増えるごとに大きく変化するようになっています。
案外、少ないじゃん!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。契約の内容が、300Mbpsだから全然大丈夫だよ!実は、契約している通信速度はあくまで回線の最大通信速度です。
また、1回線でそれだけ利用します。利用している端末がどのくらいあるのか?利用したい端末で安定してそれだけの通信速度がでるのでしょうか?よく考えてサービスを選択したり利用しましょう。
通信速度を早くする方法
通信速度を早くする方法を3つに分けて説明していきます。共通、有線、無線の3つに分けます。
【共通】
・利用している端末を買い換える
・契約変更する
【有線を速くする】
・HUB (ルーター)やLANを買い換える
【無線を速くする】
・接続しているSSIDを変える
・無線機器(ルーター)の設置場所やファームウェアのバージョンアップをする
共通事項
ここでは、共通で対策ができることを掲載します。ただし、契約変更については事前にその他の対応をしてから考えてみて下さい。
利用している端末を買い換える
すごくよくあることで、利用している端末の通信性能が遅い。これは、有線だろうが、無線だろうが同じです。基本的には、有線の方は、余程のことがない限りは通信性能が遅いということはありません。ただし、無線の方は物持ちが良い方は、かなり遅いものを利用しているのではないでしょうか。
もしくは、古い型を安く購入される人がいると思います。そんな人は、通信が遅いものを利用している可能性があります。
どのくらい違うのか?というと世代別で通信速度に違いがあります。
年数 | 名称 | 最大回線速度 |
2009 | WiFi4 | 600Mbps |
2014 | WiFi5 | 6900Mbps |
2019 | WiFi6 | 9600Mbps |
すごいデータ量が増加しています。
古い端末では、ひどい人であればWiFi4の前にある54Mbpsを利用していることがあるので、そこをまず確認してみることをおすすめします。
無線を受信する端末が遅いのであれば、何をしても無駄になりますからね。
WiFiの対応規格を調べる方法
WiFiの対応規格をどうやって調べればいいの!という方
インターネットで、対象の機器を検索して下さい。そうすれば、すぐに情報がでてきます。
例えば、iPhoneであれば。
検索ワード:iPhoneSE 仕様
そうするとiPhone SEの仕様が表示されるWEBページが検索されます。そのページのワイヤレス欄に対応している規格が表示されます。
以下は、ワイヤレスの規格一覧になります。この中から探してみて下さい。
名称 | 規格 | 最大回線速度 |
ー | IEEE802.11g | 54Mbps |
WiFi4 | IEEE802.11n | 600Mbps |
WiFi5 | IEEE802.11ac | 6900Mbps |
WiFi6 | IEEE802.11ax | 9600Mbps |
私が企業の基幹ネットワークを担当していた頃は、WiFi4の600Mbpsがでたばかりでした。当時は、すごく快適に利用できていたイメージです。
今では桁が全然違いますね…。
今後は、プライベートでも利用していくことが増えてくると思います。IoTの普及で、複数台同時に利用することが当たり前の世界になりますからね。
契約変更する
本当に問題がないのにネットが遅くなっている場合は、契約を変えましょう。契約の変更で検討できることは2つあります。
1つは、契約している通信速度の最大値をあげる。単純に性能を上げることです。2つ目は、提供している企業を変えることです。近隣の人にインターネットの状況を確認するといいかもしれません。
光回線になり基地局からの距離は、ほとんど関係なくなりました。しかし、全く影響がないかというとそうでもないです。周囲の人に確認するか。もしくは、基地局を調べることができるので最寄りの基地局を調べるといいかもしれません。
ただし、契約変更に関しては最後の手段と考えて下さい。他の対策を検討してから契約を変更することを考えましょう。契約変更には、費用と時間が掛かってしまいます。
有線を速くする
HUB (ルーター)やLANを買い換える
有線に関しては、あまり対応策がありません。もちろん、専門知識を利用し状況に合わせた細かい設定などができればいいかもしれません。しかし、一般家庭でそのような対策をしている人は少ないです。
そのため、ルーターやLANを良いものに買い換える。という方法になります。ルーターやLANにも規格があります。ただし、無線と違いすごく古いタイプでない限りは、問題ないです。
基本的に1Gbps以上は対応をしているはずです。古いものだと100Mbpsになるため、対応している速度が10分の1になるため遅くなってしまいます。
もし、契約で1Gbps(1000Mbps)でもルーターやLANが100Mbps対応であれば、それから先は100Mbpsにしかなりません。結果、900Mbpsは無駄になるということです。
無線を速くする
接続しているSSIDを変える
SSIDってなに?と思われてますよね。
識別するための名前のことです。最近では、多くの電波が飛び交っています。間違えずに自分の接続したいネットワークを選べるように識別する名前が必要ですよね。
また、同じ無線から複数の電波を飛ばしていることが多いのではないでしょうか。
その中でも「通信速度は速いけど、電波が飛ぶ距離が狭い。」「通信速度は遅いけど、電波が飛ぶ距離が広い。」という特徴がある2つが設定されていることが定番です。そのため、複数あるのであれば、接続してない方で試してみると上手くいくことがあります。
以下の一覧で数字が大きいほど通信速度が速いので、2つある場合は接続し直してみて下さい。
名称 | 規格 | 最大回線速度 |
ー | IEEE802.11g | 54Mbps |
WiFi4 | IEEE802.11n | 600Mbps |
WiFi5 | IEEE802.11ac | 6900Mbps |
WiFi6 | IEEE802.11ax | 9600Mbps |
最近の無線機器は、すごく便利になりました。古い世代の無線も利用できるものが多くみられます。そのため、古い世代のものを接続すると速度が遅い!となります。そのため、新しい規格の無線へ接続し直しましょう。
これで終わればラッキーです!最初に選択したSSIDが悪かったというだけになります。
じゃあ、規格はどうかを見分ければいいの?
無線機器の後ろのシールを見ればわかる。というわけではありません。本来であれば、SSIDで規格がわかるようにするべきです。しかし、どこのサービスもあまり意識してないのか。残念ながらわかるようになっていません。
MacとWindowsで違いますので確認していきましょう。
【Mac】
「option」キーを押しながら、画面右上のWiFiマークをクリックします。すると情報が表示されます。「PHYモード」の項目を確認すると繋がっている無線の規格を確認することができます。
【Windows】
「Windows」キー+「R」キーを押すと「ファイル名を指定して実行」のダイアログが開きます。そのダイアログに「cmd」を入力し、「Enter」キーを押すとコマンドプロンプトが開きます。コマンドプロンプトに「netsh wlan show interface」を入力し、「Enter」キーを押すと情報が表示されます。「無線の種類」の項目を確認すると繋がっている無線の規格を確認することができます。
無線機器(ルーター)の設置場所やファームウェアのバージョンアップをする
無線機器の設置場所とファームウェアが悪さをすることがあります。
まずは、設置場所からいきましょう。設置場所が悪く電波が届かない可能性があります。そのため、設置位置を少し変えると電波が良くなるかもしれません。
こんな設置場所は変更してみて下さい
✅周囲に障害物が多い。
(=高い位置や周囲の障害物を減らす)
✅電子レンジやドアホンなどの電波を飛ばすものの近く。
(=電波が干渉しないようにできるだけ離す)
✅家の隅に設置している。
(=できるだけ家の中心に設置する)
無線機器のファームウェアです。ファームウェアとは、電子機器を動かすためのソフトウェアのことです。全ての電子機器に言えますが、ファームウェアのバージョンアップが必要だと知っていますか?
実は、WindowsやiOSのようにバージョンアップが必要です。そうすることで、初期の不具合やセキュリティ強化、更に機能アップもされています。もし怠ると不具合の原因になります。電波が不安定な理由もそこにあるかもしれません。
心当たりがない人は、実際にバージョンアップを実施してみて下さい。
まとめ
どうでしたか?
ネットワークは、正直難しい内容が多いです。
その中でも自分でできる対策が見つかれば、それからはじめるのも良いかもしれません。
ネットワークが生活に必須と言っても過言ではないような時代になりました。今後も電気・ガス・水道のように上手に付き合っていく必要があります。
少しでもお役に立てればと思います。
インターネットの遅くなる理由を探す方法を掲載しています。よければ合わせて読んでください。