初期設定は何をすればいい?、メディアって何?、何をするものなの?とお悩みではないでしょうか?
今回の記事では、そんなお悩みを解消するPremiere Proで、メディアの設定について紹介します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 設定項目の内容を知りたい!
- 初期設定画面の開き方を知りたい!
- メディアが知りたい!
メディアの初期設定項目の内容を理解することができます。
それでは、始めましょう!
メディアとは
メディアとは、音楽や文章、音声や映像などを伝達するために利用される媒体のことです。
PremiereProでは、「素材ファイル」のことを示しています。
映像ファイルや静止画像、音声ファイル、BGMなど、動画編集で利用されるファイルをイメージすれば良いです。
動画編集に利用する素材ファイルのこと
メディア設定とは
メディア設定とは、PremiereProでメディア利用する時の各種設定することができる機能です。メディアを読み込む時の初期値やプロキシの有効化などが設定することができます。多くの設定をすることができます。利用することも多いので、理解しておきましょう。
メディアを利用する時の各種設定することができる機能
メディアキャッシュ設定とは
メディアキャッシュ設定とは、メディアキャッシュファイルの設定や管理をすることができる機能です。メディアキャッシュファイルの保管場所やキャッシュファイルの管理方法などが設定することができます。メディアキャッシュの管理方法を変更することで、自動的にサイズ管理することができます。
メディアキャッシュファイルの設定や管理をすることができる機能
図解でわかりやすく解説
✅メディア設定
・設定画面を開く
・メディア設定画面
・メディアキャッシュ設定画面
✅設定補足事項
・XMPとは
・メディアキャッシュファイルとは
設定画面を開く
1.「Premiere Pro」→「環境設定」→「メディア…」をクリックします。すると、「メディア」が選択された状態で環境設定画面が開きます。
メディア設定画面
1.環境設定画面が開きますので、「メディア」が選択されていることを確認します。
2.環境設定の「メディア」の各項目を一覧表で説明してきます。
項目 | 説明 |
不確定メディアのタイムベース | 読み込んだ静止画像シーケンスのフレームレートを指定できます。 |
タイムコード | タイムコードを選択することができます。「読み込んだクリップを表示」、「00:00:00 から始まる新規タイムコード割り当て」を指定できます。 |
フレーム数 | フレーム数を選択することができます。「読み込んだクリップの最初のフレームに 0 または 1 の割り当て」、「タイムコード変換を数字で割り当て」を指定できます。 |
デフォルトのメディアスケーリング | デフォルトのスケールを選択することができます。「フレームサイズに合わせる」、「フレームサイズに合わせてスケール」を指定できます。 |
読み込み時にXMPIDをファイルに書き込み | XMP ID情報の書き込みを有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 |
クリップマーカーのXMPへの書き込み | クリップマーカーの保存場所を指定することができます(チェックあり:メディアファイルに保存、なし:プロジェクトファイルに保存)。 |
クリップとXMPメタデータをリンク | クリップのメタデータとXMPメタデータをリンクさせて、更新を共有する機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 メタデータ:付帯情報が記載されているもの。 |
読み込みにキャプションを含める | クローズドキャプションファイルのデータを自動的に読み込む機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。無効にすると読み込み時間を節約することができます。 クローズドキャプション:映像に追加補足情報を文字で提供する機能。 |
プロキシを有効化 | プロキシビデオ表示の自動切り替え機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 プロキシ:編集用に利用する代理映像ファイルのことです。これを利用することで、低スペックPCでも編集ができるようになります。 |
プロジェクトの読み込み中にメディアの重複を許可 | メディアの複数コピー(重複)を許可する機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 |
読み込まれたプロジェクト用のフォルダーを作成 | 自動的に読み込んだプロジェクト用のフォルダを作成する機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 |
依存クリップを自動的に非表示 | 別のプロジェクトからのシーケンスをドラッグした時にマスタークリップの表示/非表示を指定することができます(チェックあり:非表示、なし:表示)。 |
収録中ファイルを自動更新 | 収録中のファイルを自動更新機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 収録中ファイル:収録され続けているファイルのことで、収録しながら編集をし続けることができる |
ソースモニターで増加するファイルの再生を自動的に再開 | 収録中のファイルが増えたら自動的に再生を再開する機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 ソースモニター:映像ファイル確認用のモニター |
収録中ファイルの更新間隔 | 収録中のファイル更新間隔を指定することができます。 |
ハードウェアによる高速処理のデコードを有効にする | ハードウェアによる高速処理のデコードを有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 デコード:編集などにより異なる形式に変換されたデジタルデータを元の状態に戻すこと |
メディアキャッシュ設定画面
1.環境設定画面が開きますので、「メディアキャッシュ」が選択されていることを確認します。
2.環境設定の「メディアキャッシュ」の各項目を一覧表で説明してきます。
項目 | 説明 |
メディアキャッシュファイル場所 | メディアキャッシュファイルの保存場所を指定することができます。 |
可能であれば.cfeおよび.pekメディアキャッシュファイルを元のメディアファイルの隣に保存 | メディアキャッシュファイルを元のメディアファイルと同じ場所に保存する機能を有効/無効にすることができます(チェックあり:有効、なし:無効)。 |
メディアキャッシュファイルを削除 | メディアキャッシュファイルを削除することができます。 |
メディアキャッシュデーターベース | メディアキャッシュデータベースの保存場所を指定することができます。 |
キャッシュファイルを自動的に削除しない | 自動的にキャッシュファイルを削除しないように設定することができます。 |
次より古いキャッシュファイルを自動的に削除 | 指定した日付が経過したキャッシュファイルを自動的に削除します。 |
次のサイズを超えたら最も古いキャッシュファイルを自動的に削除 | 指定したサイズを超えた古いキャッシュファイルを自動的に削除します。 |
XMPとは
XMPファイルとは、未加工の映像ファイルに付属するデータファイルのこと。主に編集データをXMPファイルに持たせることで、元の映像ファイルを変更することなく動画編集を進めることができます。動画編集に必要な編集データ保存技術ですね。
メディアキャッシュファイルとは
処理能力を高めるためのファイルを格納する場所です。この格納場所に保管されているファイルを利用することで、処理を高速化しています。間違って削除しても必要な場合は、PremiereProが自動的に再作成してくれるので、安心して下さい。
まとめ
PremierePro(プレミアムプロ)の基本操作編になりました。その中でも環境設定機能の一部に絞り込んで説明してきました。環境設定も知っていると自分に合った設定にできます。しかし、知らないと利用することが難しいです。自分に合った環境設定をしてみてはいかがでしょうか。環境設定機能のまとめとおすすめ設定も記事にしていく予定です。
今後も説明記事を追加していきます。基礎知識の勉強にお役立てできればと思います。
動画編集・画像加工の始め方を知りたい!お得に始めたい方へ
Adobe Creative Cloud(学生・教職員個人向けライセンスプログラム)を年間36,346円(税込39,980円)で、1ヶ月の動画教材を使えるお得なパッケージプランです。
講座を受講することでデジハリの学生となるため、社会人の方でも、どなたでもご利用可能です!
Adobeを始めたい方だけでなく、現役でAdobeCCを利用している方にもお得に利用できます。
お得にAdobeを始めたい方はこちら!
このお得な機会にAdobe(動画編集・画像加工)をご検討ください!