YouTubeの音量はどのくらいにすればいいの?、音量調整はどうやってすればいい?、参考の手順が知りたい!とお悩みではないでしょうか?
今回の記事では、そんなお悩みを解消するPremiere Proで、YouTube向けに音量を調整する方法について紹介します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- YouTubeの適切な音量が知りたい!
- 音量調整の方法が知りたい!
- 手順が知りたい!
YouTube向けに音量を調整する方法を身につけることができます。
それでは、始めましょう!
YouTube向け音量調整とは
YouTubeに投稿したら編集中の音声より小さく聞こえる!と感じたことがありませんか?
実は、YouTubeの機能により自動的に大きな音を小さくする処理があります。
そのため、音量の制限を理解しないといけません。
具体的に言うと「ラウドネスノーマライゼーション」という音の大きさを一定にする機能になります。
YouTubeでもラウドネス値をこの機能で制限しています。
以下の画面は、実際に動画を投稿した時に調整された数値になります。(確認する手順は後ほど)
Volume/Normalizedの一番右側の数値を確認すると「-2.3dB」と書かれています。
こちらの数字がマイナスの場合は調整されていません。少しYouTubeの推奨値に比べて小さい状態です。
プラスの数字が表示されている場合に「ラウドネスノーマライゼーション」が機能します。
一番いい状態は、「0dB」になることです。
ラウドネスノーマライゼーションを機能させずに音量調整すること
それでは、具体的なチェック方法と音量調整の方法をご紹介します。
※音量調整の方法は、私が実際に行っているものです。動画により方法が異なるため、参考程度に確認してみて下さい。
図解でわかりやすい操作手順
・YouTubeで音量確認する方法
・動画編集中のラウドネスチェック方法
・音量調整の手順(KEIの普段作業) ※参考にしたい方用
YouTubeで音量確認する方法
1.確認したい動画をYouTubeで開き画面の上で右クリックすると以下の選択が表示されます。
「詳細統計情報」をクリックします。
2.YouTube再生画面の左上に「詳細統計情報」が表示されます。
3.「詳細統計情報」の「Volume/Normalized」の一番右の数字を確認して下さい。
・数字がマイナスの場合は、音量が小さくYouTube側で音量を調整されていません。
・数字がプラスの場合は、「ラウドネスノーマライゼーション」により音量を調整され編集時と音量が異なります。
※動画編集時に0dBに近づけることで、音量の違いが発生しなくなります。
動画編集中のラウドネスチェック方法
1.「ウィンドウ」-「オーディオトラックミキサー」をクリックして表示させます。
2.「オーディオトラックミキサー」の画面左上の「>」アイコンをクリックします。
3.以下のように表示されます。
4.対象の音声部分にマウスカーするを合わせると「▼」アイコンが表示されますので、クリックします。
5.「スペシャル」-「ラウドネスメーター」をクリックします。
6.「ラウドネスメーター」が追加されるので、ダブルクリックします。
すると、「ラウドネスメーター」の画面が表示されます。
7.「ラウドネスメーター」画面の「設定」タブをクリックします。
8.プリセットをクリックします。
9.プリセット内の「YouTube」をクリックします。
10.YouTubeに合った設定に変更されます。
項目 | 説明 |
ターゲットラウドネス | YouTubeに合わせたターゲット値になります。(音量の目標にする数値) ※この数字を超えると表示の色が変化する |
以下の低レベル | 下回り過ぎないようにする数値になります。(音量が大き過ぎないように確認する数値) ※この数字を下回ると表示の色が変化する |
最大トゥルーピーク | トゥールピクの最大値を指定します。(音量が大き過ぎないように確認する数値) ※この数字を超えると表示の色が変化する |
スケール | スケールの選択ができます。 |
単位 | ラウドネスの単位になります。 |
11.動画を再生させると以下のように数字で表示されます。この画面を利用して、色の変化があると設定値を超えたり下回ったりしているので、色の変化がないように音量の調整をします。
音量調整の手順(KEIの普段作業) ※参考にしたい方用
・クロマノイズ除去
・全てのピークをノーマライズ(0dB)
・ラウドネスメーターをチェックしながら、オーディオクリップミキサーで音量調整
私の音関係の設定手順になります。
ノイズ除去をした後に「全てのピークノーマライズ」を実行します。その後にラウドネスメーターをチェックしながら音量調整します。詳しい方法については、以下の記事を参考にして頂ければできるかと思います。
クロマノイズ除去
全てのピークをノーマライズ(0dB)
オーディオクリップミキサーで音量調整
まとめ
お疲れ様でした!
Premiere Proで、YouTube向けに音量を調整する方法について解説してきました。
・ラウドネスノーマライゼーション機能により編集時と違う音量になってしまう。
・YouTubeでラウドネスノーマライゼーションで音量を調整されたかを確認できる。
・動画編集中にラウドネスチェックができるので、対策を事前にすることが大切。
YouTubeのラウドネスノーマライゼーション機能により音量を調整されると意図したものと違うケースが発生します。
そのため、動画編集時に確認してYouTubeに最適な状態を作成することが大切です。
ラウドネスノーマライゼーションで上手くいくケースもありますが、音声が聞き取りにくくなるケースが多いです。そうなると視聴者が離脱する原因にもなりますので、事前に確認することをお勧めします。
今後も説明記事を追加していきます。基礎知識の勉強にお役立てできればと思います。
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